レゴの価格があがる理由である廃盤についてご案内します。
目次
メーカーの生産終了
レゴに限るものではありませんが、プレミア価格になる理由の一つとして、生産終了、つまり廃盤があります。
昨今話題になる、PS5、ニンテンドースイッチ、すみっこぐらし、鬼滅の刃等の商品がプレミア価格となってしまうのは、メーカーが生産を続けているにも関わらず、生産に対して圧倒的な需要が存在しているからです。
例えば、コロナ禍での巣篭もり需要のように、急な需要の変化があると、商品が品薄となります。
さらに、それに乗じた転売も加熱し、さらに価格が高騰します。
しかしながら、本来のプレミア価格は、メーカーが生産終了をしたにもかかわらず、その廃盤商品を求める消費者が多く存在することにより生じるもので、その価格形成のスピードに関わらず多くの商品に当てはまります。
レゴの廃盤
レゴの廃盤のタイミングは、おおよそ2年となります。
例外として、以下のようなクラシックやデュプロシリーズの基本ブロックセットや基礎板などは長期的に生産されます。
例外はあるものの、リリース後2年経過することは、廃盤の一つの指標となります。
廃盤の見分け方
2年経過により廃盤になるということを念頭にして、実際に廃盤か否かを確認したいところです。
廃盤の確認の方法はいくつか存在します。
公式サイトのまもなく廃盤
レゴ社の公式サイトでは、まもなく廃盤という商品がまとめて掲載されています。
公式サイトですので、最も信憑性のある情報でしょう。
しかしながら、既に日本の市場では価格が高騰しているものもいくつも存在します。
また、すべての商品が必ず「まもなく廃盤」のページを経由して廃盤となるわけではありませんし、各国のサイトで廃盤状況が異なっていますので留意する必要があります。
公式カタログ
おもちゃ売り場で配布しているレゴ社の公式カタログで、廃盤の可能性がある商品を確認できます。
このカタログに掲載されなくなった場合、廃盤の可能性があります。
公式カタログは通常、年に2回発行され、前半の「1月~6月」版と後半の「1月~12月」版が存在します。
内容も、男児向けの「ヒーロー」、女児向けの「なかよし」、乳幼児向けの「デュプロ」に分かれています。
最新カタログについては、店頭で配布されるほか、公式ページにも掲載があります。
古いカタログは、公式ページでも確認が不可能になりますので、できるだけ入手しておくとよいでしょう。
店頭での配布が終了し、ウェブでも確認できなければ、ヤフオクやメルカリなどで入手することも可能です。
新旧のカタログを比較することで、掲載されなくなった商品が判明します。
ここで、スーパーヒーローズやハリー・ポッター、アドベントカレンダーなどの年1回しか掲載しない商品や、アイデアシリーズや流通限定商品などそもそもカタログに掲載しない商品も存在します。
単にカタログにないからといって、絶対に廃盤とは限らないことに注意してください。
ネットショップの在庫状況
大手のネットショップの在庫状況はメーカーの生産終了を予測できます。
これらの在庫ステータスが、「完売」「販売を終了」などであったり、商品ページが削除されている場合、廃盤の可能性は高くなります。
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在庫が存在
以下の場合は在庫が存在します。
トイザらスでは注文可能数が99であれば潤沢に在庫が存在します。
楽天市場では家電量販店やベネリックレゴストア、トイザらスの販売ページがあります。
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在庫が少ない
家電量販店等のステータスが、在庫残少、入荷予定、販売休止などとなります。
ただし、入荷される可能性も大いにあるので、これだけで廃盤や市場在庫の枯渇を判断するにはまだ早いと言えます。
トイザらスでは購入可能数が98以下になります。
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完売・廃盤の可能性が高い
家電量販店等のステータスが、販売終了や完売となります。
トイザらスは最終的に商品ページが削除されます。
楽天市場では家電量販店やベネリックストア、トイザらスが消え、高値の商品ばかりが並びます。
Amazonの「新しいモデル」
Amazonの商品ページに、「この商品には新しいモデルがあります」と表示されるものについても、廃盤の可能性があります。
おそらくは、家電製品等について、代替の新商品をおすすめするための機能だと思いますが、レゴ製品にも表示されます。
なお、レゴについては代替品を掲載しているかは不明で、おすすめ先の商品も廃盤であったり、全く別のテーマだったりすることも多いですが、廃盤の指標としては利用できます。
廃盤になる前からチェックしておく
レゴが高騰するのは廃盤になってからですが、リリースされてから1年から2年以上経った商品については、廃盤チェックを行う必要があります。
それは、廃盤とわかってから仕入れようとしても既に価格があがってしまい、安値で取得できない恐れがあります。
Amazonのマーケットプレイスに限らず、Amazon本体やヨドバシカメラなどの大手家電量販店でも、廃盤が決まった商品は高く値付けすることが往々にあります。
また、廃盤間近の商品が突如セールとして値下がりした際に、的確に仕入れることができるのは、予めチェックしておく必要があるからです。
従って、1年から2年前にリリースされた商品は確認の範疇としておく必要があります。
参考
レゴ投資まとめ
レゴ廃盤リスト