レゴ投資がメディアやSNSで話題になる度、実践される方も多くなります。
しかしながら、レゴ投資の良い面ばかりに着目し、なかなか成果が出ず、中には損をしてしまうこともあります。
ここでは、レゴ投資の失敗する理由と、その対策を考えていきたいと思います。
どうしても全てのデメリットを回避することはできませんが、そのデメリットを理解し、できるだけ影響を避けることが投資を成功する秘訣となります。
目次
レゴ投資が失敗する理由
レゴ投資は、他の投資や事業と同様、セオリーに従えば儲けることができますが、感覚で実践してしまうと失敗する確率が上がってしまいます。
失敗については、レゴ投資のデメリットと密接に関わっています。
値上がりまでの時間が必要
レゴ投資は少なくとも半年~1年程度、値上がりに時間がかかります。
さらに、商品の選定を誤ってしまうとさらに期間が長期化します。
レゴ自体は世界でも人気の商品であり、いつかは値上がりすることになりますが、それまでに時間がかかるのは確かです。
この待っている間、なかなか成果が出ないということで、諦めてしまう場合もあるでしょう。
近年では、気軽にSNSでアフィリエイトができるようになりました。
転売やレゴ投資を行おうとする人に対し、あたかも利益が出るような書きぶりで商品を紹介する方も中には存在します。
例えばレゴ投資だと、単に大型セットであるだけで、リリースされたばかりのセットや、人気=回転が悪いセット、高価なセットなどが紹介されることが多くあります。
きちんとした商品選定方法を知らなければ、値上がりまでの時間が余計にかかってしまいます。
資金が必要
先に触れた時間と関わってきますが、レゴ投資は資金も必要となります。
単純転売の手法だと、1ヶ月程度で売れる商品をクレジットカードで仕入れ、クレジットカードの支払いまでに現金化し、雪だるま方式で資金を増やしていくというものが主流です。
しかし、レゴ投資は半年から1年程度、資金をレゴに固定することになるので、クレジットカードでの支払いサイクルには間に合わなくなります。
従って、手元に余裕資金がある状況でないと取り組めません。
保管スペースが必要
LEGO投資を始めたばかりで、テストで数セットだけという状況では保管スペースに問題はありません。
そして、うまくいけば在庫を抱えていくことになりますが、レゴはかさばるもので、大型セットでなくとも保管スペースがどんどん狭くなります。
保管スペースにつられてしまうと、せっかく投資したかったのに在庫を抱えられないことにより利益も減ってしまいます。
特に、レゴは1つの大きさがそこそこあります。
本格的にレゴ投資に取り組む時には、保管場所も検討しなくてはいけません。
また、紙の箱とテープでの梱包なので、適切でない場所だとコンディションも落ちてしまいます。
LEGOの買い手にはコレクターが多いため、箱のコンディションは重要事項となります。
対策
時間
少量ずつ多くのセットに対して資金を投下する
一気に資金をLEGOに変えてしまうと、同じタイミングでの値上がりを待つことになるので、現金化が遅くなってしまいます。
そこで、テストの意味もありますが、毎月少量多品種に投資していき、値上がりの時期をずらすことで現金化の時期をずらします。
また、早期に値上がりしたセットを現金化し、次のセットに再投資することで複利のサイクルを生むことができます。
短期間で値上がりするものを選ぶ
LEGOは、人気セットや過去の類似セットの値動きを参考に、価格の上昇する期間の比較的短いセットを選ぶことができます。
詳細は参考リンクからご覧になって欲しいのですが、値上がりする商品の原則は以下の3つです。
- 廃盤
- 人気・高評価
- 過去の類似商品の値動き
これらを研究することで、今あるセットの値動きをある程度予想することができます。
安く買う
値上がり益を大きくするためには、高く売るのと同じくらい、安く入手することが重要です。
単純に考えて、300円高く売ることと300円安く買うことは同じ効果であり、値上がりは他の出品者や買い手の都合になりますが、安く買うことは自分でコントロールできます。
キャンペーンやクーポンを利用するのはもちろんのこと、Amazonや家電量販店でもサイレントに値上がりすることは当たり前にあるので、相場を知っておくことが重要です。
資金
余剰資金で投資する
余剰資金で投資することで、資金がロックされても生活に影響が出ないようにします。
また、事業の一環で行う場合でもロックされても支障のない範囲で行います。
少量ずつ資金を投下する
時間の章でも触れましたが、資金についても少量ずつ投資していくことが重要です。
一度に多額の資金を投資すると現物として値上がりするまで在庫としてロックされてしまいます。
一方で、少量ずつ投資していくことで、値上がりまでのタイミングがずらせ、早期に現金化できた元本と利益を再投資することで雪だるま式に資金が増えていくことになります。
転売を行っている方は融資を引く
せどりや転売など物販事業をすでに行っている方は、売上がたっていることで金融機関から融資をひくことが可能です。
融資の金利よりLEGO投資による利益が大きい場合、レバレッジもかかり利益が膨らむことになります。
スペース
倉庫を広げる
オーソドックスな方法として、保管場所を広げる方法です。
自宅で保管している場合は、実家などの親族宅をまずは検討するでしょう。
そのほか、コンテナボックスや賃貸の倉庫・住宅を借りる方法があります。
その際は、保管状態が悪くならないよう温度や日当たりを検討する必要があります。
LEGO以外の省スペース商材を選ぶ
逆の発想で、保管する商材を小さく考える方法です。
レゴ投資の基礎を学ぶことで、他の商材にも応用することができるのです。
LEGO投資の基本として、廃盤で生産されず、人気で高値になっても欲しい人がおり、過去にも同様な商品が高騰していることが挙げられます。
この考えを他の商材に広げることにより、別の商材で投資を行うことを考えます。
同じおもちゃ・ホビー系列としては、フィギュア・トレーディングカードなどがありますし、熱心なコレクターが存在するということでは、ゲームソフトやDVDなどのメディア、そして、通常の現物投資になってしまいますが、腕時計などの貴金属も視野に入るでしょう。
自身の知識や効率性、保管スペースなどにより投資対象を検討することである程度クリアできるでしょう。
皆さんはレゴもレゴ投資も好んでいると思いますが、目指すところは利益を得て今よりも豊かになることであるはずです。
まとめ
レゴ投資の失敗=デメリットと対策を検討してきました。
時間・資金・保管スペースを圧迫するのがレゴ投資ですが、そのデメリットを十分理解した上で、自身の状況に応じて問題をクリアしていきましょう。
LEGO投資・おもちゃ投資参考リンク
LEGO投資まとめ
LEGO廃盤可能性リスト
タカラトミー廃盤可能性リスト